原稿用紙について
市販されている同人誌用原稿用紙をご利用ください。B5判と投稿用サイズがあります。
全ての頁の原稿用紙のメーカーは異なっても大丈夫ですが、サイズは必ず揃えてください


アンソロジー本や再録本などで、原稿サイズの統一が難しい場合は
必ず、奇数から始まる連続した4P単位(B5本の場合)か、8P単位(A5本の場合)
混在するようにしてください。
(どうしても無理な場合は、奇数から始まる連続した2P単位でも受け付けますが
なるべく上記単位での混在になるようにお願いいたします。)



原稿用紙の使い方

原稿用紙の説明

 トンボ
面付けや印刷する上で必要なものです。
まれに、紙いっぱいまで塗りつぶして
トンボが見えない状態のがあります。
トンボを消したり塗りつぶしたりは
絶対しないで下さい。


 タチキリ部分
または塗り足し部分と言います。
詳しくは下記をご覧下さい。

 仕上がり線
製本する時に、この線で断裁します。

 内枠線
特にのど側部分の文字は内枠線内に
納めないと読みにくくなります。

 ノンブル
ページの順番。
これがないと乱丁の原因となります。
必ず全ページの印刷に出るところに入れてください。
(場所はどこでもいいです)
※ どうしてもノンブルを見せたくない場合・・・隠しノンブルについてはコチラ


タチキリについて

よくあることですが、タチキリの部分も印刷に出ると思ってコマの枠線を
仕上がり線に合わせて引いてしまったり、台詞が入っていたり
逆にちゃんと絵柄がタチキリ部分まで描かずに仕上がり線までしかなかったり
なんてことがあります。


正しい例です。
ちゃんと仕上がり線の内側に余裕を持って文字(セリフ)が書いてあり、
絵柄がちゃんとタチキリ部分まで描かれています。
逆に悪い例はコチラ ↓

文字(セリフ)は仕上がり線よりも出てしまい、
絵柄は仕上がり線ギリギリ、もしくは足りていないのがわかるでしょうか。

一見あまり違わないように見えますが、印刷をして断裁をした場合
下の図のように差が出ます。
正しい例の場合 間違った例の場合
正しい例の方は、断裁しても紙の端まで綺麗に線が出ており
セリフもちゃんと読める状態です。
一方、間違った例の方はセリフが仕上がり線よりも外に出ていたために
文字が切れてしまっています。
絵柄は仕上がり線ギリギリまであってもタチキリ部分まで入っていないため
断裁する際にわずかなズレで白い部分が出たり、
絵柄の足りない部分は勿論白い部分が出てしまいます。

原稿用紙をよく理解して、「こんなはずじゃなかった…」を防ぎましょう!



なにで描いても大丈夫ですか?
画材によって、印刷に出ないものがあります。
基本的に黒く出るものをお使いください。

※ 水性ペンやボールペンなど一見黒く見えるものでも印刷に出ない場合があるので注意。
※ ミリペンなど出るものもありますが、あまり細いと消えてしまうこともあります。

印刷に向いた画材 墨汁・製図用インク・油性マジック・耐水性ペン
ロットリング(0.2mm以上)・筆ペン(耐水性)

※ かすれるものや、薄くなったものは×
印刷に不向きな画材 えんぴつ・油性ボールペン・薄墨
グレーのコピック・証券用インク

※ 消しゴムをかけて薄くなるものは適しません











 トーン使用上の注意

※ トーンを貼ったら、剥れないようにしっかりこすってください。
※ 最近は質の悪いトーンも販売しており、よく見るとアミや線がグレーに
  なっていたりするものがあります。
  グレーのトーンは印刷に出ません。
※ トーンも古くなれば劣化します。
  劣化したトーンは細かいアミ点など綺麗に印刷に出ない場合もあります。
※ トーンの上にテープを貼ると綺麗には出ません。
※ 通常印刷では飛ぶ水色のペンもトーンの下にあると印刷に出る場合があります。
※ 細かいアミ点の下に修正液があると修正後が見える場合があります。




ノンブル(頁数)は全ての頁に必要ですか? デザインの都合でつけたくないのですが…
必要です。
ノンブルがついていない頁があると、乱丁の原因となってしまう場合があります。
どうしてもノンブルを見せたくない場合は、隠しノンブルをつけてください。


隠しノンブルのつけ方

隠しノンブルは、原稿のノド(綴じ)側の印刷に出る部分に、ノンブルをつけてください。
この位置におけば、製本するとほとんど目立たなくなります。

※ 必ず仕上がり線より内側にノンブルを入れてください。




データとアナログの混在について
製版方法の変更により1Pから混在可能になりました。
どの部分がアナログか、データか注文書備考欄に記載いただくか
台割をお付け下さい。

※但し、セットによってはできないものもございますので詳しくは各ページをご覧下さい。


プリンターで出力した原稿は入稿出来ますか?
基本的にデータで作成したものは、データのままご入稿いただくのが
一番綺麗に印刷されます。
どうしてもプリントアウトしたものを入稿しなくてはならない場合は
市販の漫画原稿用紙にしっかりと貼り付けてご入稿ください。

※ 原寸か、縮小が必要か、縮小の場合縮小率もご指定ください

漫画本などタチキリを必要としたものを出力してご入稿の場合
必ず正確なトンボ(中心トンボと角トンボ)をつけて出力してください。
(市販の漫画原稿用紙にはトンボがついてます)



 インクジェットで出力の際の注意事項

黒以外の色は出ません。
グレーで塗ってあったり、色がついているものは綺麗に出ません。
なるべく2値化したものを出力してください。



変形本は出来ますか?
できます。断裁料はかかりません。

 出来上がりサイズを注文書にご記入ください。
 断裁したい位置にトンボを入れてください。
 例えば正方形の本と残りをメモ帳に、のように端切れ部分もご使用される場合は
   本とメモ帳の間にもタチキリ部分が必要になります。(下図を参照)




表紙作成について

表紙がアナログ原稿、裏表紙がデータ原稿という混在も可能です。

サイズについて

市販の表紙用原稿用紙を使用いただくか、原稿用紙を使用しない場合は
正確なトンボをつけたものをご入稿下さい。
その場合、タチキリ部分が上下左右5mmずつと背幅が必要になります。

表紙と裏表紙を一緒に作成する場合
A5判 縦210mm+10mm(タチキリ)
横148mm+148mm+10mm(タチキリ)+背幅
B5判 縦257mm+10mm(タチキリ)
横182mm+182mm+10mm(タチキリ)+背幅

表紙と裏表紙を別々に作成する場合
A5判 縦210mm+10mm(タチキリ)
横148mm+10mm(タチキリ)+背幅
B5判 縦257mm+10mm(タチキリ)
横182mm+10mm(タチキリ)+背幅


 背幅の計算方法(本文用紙によって変わります)

上質70kg … 総頁数×0.05(mm)
上質90kg・美弾紙ライト・美弾紙ノベルズ … 総頁数×0.06(mm)
上質110kg・美弾紙ライト以外 … 総頁数×0.075(mm)
スノーフォース97kg…総頁数×0.07(mm)
スノーフォース115kg…総頁数×0.085.mm)

※ 総頁数とは、表紙・本文・遊び紙・口絵などすべて合わせた頁数です。

例)
 本文80P(美弾紙ホワイト)、遊び紙前後の場合
表紙(4P)+本文(80P)+遊び紙(4P)=総頁数88P
88×0.075=6.65    背幅…6.6mm






カラー表紙

※ 本文用の原稿用紙を使用されますと、内枠等に使用されている青いラインも
  印刷に出てしまいます。
   一枚続きの表紙の場合は表紙用原稿用紙をお勧めします。
※ 蛍光色や金・銀などのメタル系の色は綺麗に印刷されません。
  コピックやカラーインク等は蛍光色が含まれている色もありますのでご注意ください。
※ 貼りこみをした場合は影も印刷に出る事があります。
※ 特に指定がない場合は背幅は裏表紙から取ります。

モノクロ表紙

※ 表紙と裏表紙を分けて作成ならば本文用原稿用紙で大丈夫です。
  一枚続きの表紙の場合は表紙用原稿用紙をお勧めします。
※ 多色表紙の場合、トンボに合わせて印刷しますので
  ずれないように作成してください。
※ 特に指定がない場合は背幅は裏表紙から取ります。



お願い
お願いその1
アナログ原稿はスキャンをし、トンボの位置で角度修正など行います。
ですので、角トンボと中心トンボはとても重要になります。

原稿用紙の端まで描かれてしまうとトンボが見えなくなってしまいます。
特に、ベタで塗りつぶしたり、トーンを貼られてしまうとトンボが読み込めません。
図のピンクの部分にはみ出さないようにご注意下さい。(多少なら大丈夫)


お願いその2
市販の漫画原稿用紙のトンボを黒い細ペンでなぞっていただくのは
必須事項ではありませんが大変うれしいです。
ですが、たまにフリーハンドの方がおります。
フリーハンドはお止め下さいますようお願い致します。
(一度消してからひきなおさなくてはいけなくなってしまいます)


お願いその3
セリフの糊付けが弱くて剥がれてしまうケースが多いです。
こちらでは何処の文字が剥がれたのか分からなくて対処できませんので
糊付けはしっかりとお願い致します。













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